冬の鳥取砂丘フォトウォーク 〜目に見えない世界を捉える極意〜
- KEIGO KAWAIDA

- 2月20日
- 読了時間: 4分

今回、写真上達コーチング第7期生の有志とともに、冬の鳥取砂丘へフォトウォークに行ってきました。
今回の狙いは、
『真っ白な雪に包まれた』
鳥取砂丘を撮影することでした。
鳥取は冬になると雪が多く降る地域で、実際に1週間前にはかなり雪が積もっていたとのこと。
しかし!
直前で気温が上がり、当日は残念ながら通常の砂丘の景色になっていました。
それでも、今回参加したメンバーは全員が鳥取砂丘初体験。
現地に立った瞬間から、撮影へのワクワクは十分すぎるほどでした。
日没ギリギリからの撮影スタート
集合は日没直前。
大阪から約3時間の大移動でした、
到着してすぐ、夕景撮影に入りました。
鳥取の海岸線はほぼ真北に伸びているため、夕日の方向が少し難しいロケーション。
それに加えて、この日は
【ぶあつい曇り空。】
ですが、こういう「理想じゃない状況」こそ
『自分のスキル』が試されます。
ある意味、誰が見ても美しい風景を、美しく撮れるのはスタート地点。
焦点距離
フレーミングの追い込み
ホワイトバランス
シャッタースピード
クリエイティブルック
これらを細かく調整しながら、自分が思い描く砂丘の色へ近づけていく作業を行いました。

日本初!?手動ハーフNDフィルターのスキル化
さらに今回は、新しく体系化した
手動ハーフNDフィルター撮影
も実践。
どういうことか?
普通に撮影すると以下のように、空の露出が高すぎて明るくなりすぎてしまい夕日の色が出にくい。
なので、本来はハーフ(半分だけ暗くなっている)NDフィルターなどを使って地上と空部分の露出を同じくらいにして調整します。
まずは手動NDをかける前↓

では手動でハーフNDフィルターをかけると↓

比較するとわかるように、空の露光量のみが落ちて、夕日部分の色が出てきたのが分かると思います。
実際の使用シーンは動画にも収めているので、ぜひチェックしてみてください。
夜の砂丘で見えた「目に見えない光」
夜は鳥取の海の幸を堪能したあと、星景撮影へ。

…が、夜も完全な曇り。
普通なら「今日は無理かな」となる状況です。
でも、そこで終わらないのが僕のフォトウォーク。
写真は、目に見える景色だけを写すものではありません。
カメラだからこそ捉えられる光があります。
わずかな光源
砂丘の独特な地形
強風が作る美しい砂紋
それらを組み合わせることで、
夜の砂丘を撮影して、まるで宇宙にいるかのような幻想的な写真を撮影することができました。

さらに、砂丘の中にある小さな水たまりを使った反射撮影も実施。
肉眼では気づかない表現が、風景の中に現れていきました。

こちらは夜の帰り際に見つけた、遠くに見える漁船の微かな光を使って撮影した1枚。

何もない、ではなく「とにかく使えそうなものを探す」この精神で撮った根性の写真。
モデルになってくれたケンさんにスマホで電話しながら
「もうちょい右!」
「もっと前屈み!」
と細かい指示出しをして成功した。
なかなか面白い撮影だった。
体力との戦い、そして朝の光
風速はかなり強く、砂丘特有の急斜面もあり、体力的にはかなりハード。
それでも夜から朝へ。
徐々に明るくなる空を見ながら、砂丘最高地点へ向かいました。

そして、ちょっとだけ朝日が差し込んだ瞬間、
鳥取砂丘の壮大な景色が姿を現しました。

理想通りじゃなかったからこそ、得られたもの
今回は
・雪はなかった
・めちゃ寒かった
・ずっと曇り空
・星も見えなかった
普通に考えたら、かなりの悪条件。
でも、だからこそ見えた景色がありました。
条件が悪いから撮れない。
ではなく、
条件が違うなら、撮り方を変える。
視点を変える。
スキルを使い切る。
諦めずに被写体を探し続ける。
あるものを撮る、だけではなく
『あるものを使って、どう見せるか?』
この思考を諦めないことが何よりも肝心。
これこそが、写真上達コーチングでずっと伝え続けている本質です。
皆さん撮影お疲れ様でした〜!





悪条件でもさすがですね! 手動でハーフNDフィルターって、何だろう?と思ったら私も花火撮影時に使っていました笑